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【連載】MC+(厚生行政ニュース)

[医療提供体制] 時間外労働上限案、地域や病院への配慮欠く 相澤日病会長

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 日本病院会の相澤孝夫会長は2月26日会見し、医師の時間外労働時間の上限を原則年960時間、地域医療の確保上やむを得ない場合などの特例水準を年1,860時間とする案について、「本当にやるのであれば、大鉈をふるって抜本改革をする必要がある」と実現を困難視するとともに、「実施した場合に地域が困らないのか、病院の経営は大丈夫なのかといったことについて、何ら方向性が示されていない」と強い憤りを示した。

 相澤会長は、医療機関が置かれている現状を「一番の問題は(医療の)需要はあるのに(医師の)供給が少ないことにある」と分析し、「そこに対してどのような支援や手当てをするのかを一切示すことなしに、やれということだけ出してくるのは非常に問題だ」と厚生労働省の対応を厳しく批判した。地域医療確保暫定特例水準の適用要件に盛り込まれた「年間救急車受入台数1,000台以上」の基準にも言及。「何の根拠もないままいきなり数字を出してきて、できなければ切るぞというのはいかにも乱暴。怒りすら感じる」と述べた。

(厚生政策情報センター)

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