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【書籍紹介】看護師のための睡眠実践法ー不規則勤務に負けない心と身体のセルフケアー

睡眠と看護師の関係とは?

 看護師の仕事は2交替や3交替勤務における不規則業務や、看護業務などで心や身体に負担がかかり睡眠がうまく取れない人も多いのではないでしょうか。また、睡眠が取れていたとしても、寝付きがよくなかったり、すっきり起きられないことがありませんか。

 看護師にとって睡眠とはどんなものでしょうか?
 
 仕事とプライベートの両立を図るために睡眠時間を削った経験があるのではないでしょうか?

 また、振り返れば看護学生のときから実習やレポート、試験勉強などで睡眠時間を削って生活をした経験がある人は多いのではないでしょうか?

 眠れない、寝起きが悪い、熟睡感が得られないなど、睡眠の質が低下した状態では、仕事や生活の質を向上させることが難しいということは経験からもわかると思います。一人ひとりに適した睡眠のマネジメントが行えるようになれば、看護の質の向上につながるとも考えられます。この本は、睡眠の基礎知識から心身の健康維持に繋がる睡眠について知ることができます。まずは睡眠についての知識を得るところから始めてみませんか?

睡眠を知ることで、睡眠をセルフケアできる

 この本は5章から構成されています。第1章「知っているようで実は知らない睡眠の基礎知識」では、睡眠に関する話が述べられている中で、睡眠不足がもたらす影響が書かれています。睡眠に悩む看護師は意外と多く、睡眠の質が低かったり、睡眠時間を削って生活している人は、それがミスの原因になる可能性があると書かれています。それだけに、いかに睡眠をマネジメントし、睡眠の質を向上させることが大切であるかがわかります。  

 第2章「セルフケアでできる睡眠改善法」では、普段の何気なく行なっている睡眠を、チェック表を用いて可視化し、そこからわかる睡眠障害やその改善方法が書かれています。「寝つきが悪い」、「朝にスッキリ起きられない」、「昼間眠い」といった誰もが経験したことがあるであろう睡眠に関する悩みについて、どのようなセルフケアをすることで改善につながるかがわかります。

 また、第3章や第4章では、睡眠に関する相談や事例を用いて、看護師の不規則な業務を原因とする睡眠に関する悩みに対して具体的なアドバイスが書かれています。例えば、2交替勤務や3交替勤務を乗り切るためにはどうすればよいかという質問については、夜勤にとらわれず、まずは自分の基準となる生活リズムを作るための方法、夜勤前の生活パターン、夜勤明けの睡眠方法などを紹介しています。睡眠に関する知識を増やすことで看護師が実践するケアの質を向上させることができる。本書はそうした考え方を示してくれています。

睡眠のセルフケアがよりよい看護師人生につながる

 「早寝早起き」、「規則正しい生活」という言葉は幼い頃から聞いていた言葉でしょう。そして、どちらも大切だと教えられている人が多いと思います。しかし、看護師の仕事を始めるとそうした生活を続けていくことが難しいのは誰しも実感するところです。この現状を踏まえた上で、本書は睡眠に関する基礎知識、睡眠に関する相談や事例を通してのアドバイスが書かれています。紹介した内容以外にも、睡眠に関するホルモンの話、自律神経の話、睡眠薬の基礎知識など、実際に看護師として患者さんをケアするときにも必要となる知識が書かれています。本書を読むことで、自分の生活だけでなく、患者さんへのケアにも活かせるのではないでしょうか。一度手に取ってみてください。

看護師のための睡眠実践法ー不規則勤務に負けない心と身体のセルフケアー
著:田中智恵子 長田梨那
定価:1500円+税
ページ数:196ページ

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