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【連載】達人のコツとワザ

保湿剤の選択はどうする? 適切な量はどれくらい?

解説 谷 明美

国立病院機構千葉医療センター 皮膚・排泄ケア認定看護師 特定行為研修修了

目次

保湿剤の使い分け

 保湿剤は成分によって、大きくモイスチャライザー(水結合性)とエモリエント(脂性)に分類されます。

 モイスチャライザーは、皮膚の角質層に浸透して水分を保持し、エモリエントは、皮膚の表面に油膜を形成して、角質中の水分を維持する作用があります。こうした特性を知って、患者さんの皮膚の状態に合わせて、保湿剤を使い分けるとよいでしょう。

 例えば乾燥が強い患者さんに、ワセリンなどのエモリエントの保湿剤を塗っても、もともとの水分が少ないため、乾燥は改善されません。モイスチャライザーの保湿剤で皮膚に水分を浸透させたうえで、エモリエントの保湿剤で水分が蒸発しないようにカバーする使い方が理想的です。

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