【連載】排尿自立指導料が取れる! 算定基準を満たすためのチームのつくり方・動き方

排尿日誌のつけ方|排尿ケアに必要な看護技術

執筆 田中 純子(たなか じゅんこ)

名古屋大学大学院医学系研究科泌尿器科学

 排尿日誌とは、患者の排尿の状態を客観的にアセスメントするために用いるものです。排尿時間、排尿量、失禁量、就寝時間と起床時間、尿意や尿意切迫感の有無や強さ、失禁や頻尿が生じた時の状況(咳をした、知らないうちに漏れていたなど)を24時間経時的に記録します(図1)。
 
図1:排尿日誌に必要な項目
図1:排尿日誌に必要な項目
 
 日本排尿機能学会では、3種類の排尿日誌を紹介しています。排尿時刻だけを記載する「排尿時刻記録」(図2)、排尿時刻と尿量を記載する「頻度・尿量記録」(図3)、排尿時刻と尿量に加え失禁の有無や程度(失禁量)、失禁時の状況、水分摂取量などの情報を記載する「排尿日誌」(図4)があります。


図2:排尿時刻記録
図2:排尿時刻記録

図3:頻度・尿量記録
図3:頻度・尿量記録

図4:排尿日誌
図4:排尿日誌
 
 いずれも、原則的には患者自身が尿量を測定し、その都度、排尿日誌に記録をします。尿量は計量カップで測定します。500mL程度の尿量が測定できる料理用の計量カップを用いても、使用済みの500mLのペットボトルの飲口部分を切り、50mL単位で目盛りを記入して計量カップを作って使用しても構いません(図5)。

図5:尿量測定用の計量カップの作り方
図5:尿量測定用の計量カップの作り方

イラスト/カミヤマリコ
(ナース専科2018年5月号より転載)

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