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【連載】今すぐできる!セルフコーチング

【8】モラルハラスメント(モラハラ)│ハラスメント対処のポイント

執筆 奥山 美奈

TNサクセスコーチング株式会社

被害者の立ち位置からの攻撃

 「昨日のリーダーに報告すべきだったでしょ。何していたの?」「こういうのって普通、新人から確認
するべきでしょ? 私に恥をかかせたいの?」──「~すべき」で始まるこれらの言葉は、モラルハラス
メント(モラハラ)といえます。またPart3で解説する「認知のゆがみ」の代表例でもあります。

 「~すべき」という言葉は、自分自身に活用しているときにはあまり問題はありませんし、むしろ「~すべき」と「あるべき論」を語る人というのは模範的に映るので、これまたやっかいなところです。自分は正しいことをしていて、できない相手が悪いという思い込みが、冒頭の、まるで被害者のような立ち位置から攻撃してくるパターンの「なんで私にここまで言わせるの?」というような発言につながるのです。

 人と人は違います。感じ方も考え方も違って当然なのです。言いたくなければ、黙っていればいいんです。こうした言葉は、自分が言いたいだけなのに、言った責任を言われる相手に転嫁するという無責任なコミュニケーションの典型です。言われたほうは、結構、責任を感じるものです。
 
 このようなときは、「なるほど、そういう感じ方もあるんですかねぇ」と達観し、さらりと受け流してしまいましょう。

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(ナース専科2018年6月号より転載)

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