• 公開日: 2010/3/29
  • 更新日: 2020/3/31

【連載】現場で使える!英会話1分間レッスン

症状の聴取を英語でするには?[消化器編35]


外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされました?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態を把握することが必要です。

今回は、腸の疾患:大腸がんのリスク要因・症状・事例を紹介します。

大腸がんは、「colon cancer」または「colorectal cancer」といいます。
colorectal cancerは直訳すると「結腸直腸がん」ですが、「大腸がん」と訳するのが一般的です。

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)にできるがんであり、日本人が最も多くかかるがんです。大腸がんは、早期発見・早期治療により9割以上が治るといわれています。早期発見のため40歳からの定期的な検診を勧め、大腸がんのリスク要因についての理解を促し、リスクを軽減していく教育的なかかわりが重要視されています。

本日のレッスン

主な大腸がんのリスク要因(Risk factors of colon cancer): Genetics②

Colon cancerのリスク要因を知ることは、問診時の情報収集や生活習慣の改善など教育的なかかわりを実施する上で重要な知識です。Colon cancerのリスク要因をGeneral(一般的)・Genetics(遺伝的)・Lifestyle(生活習慣)の3つに分けて紹介します。
今回もGenetics(遺伝的)な要因についての解説です。

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