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【書籍紹介】実習記録につまずいたとき読む本

実習記録を書くためにするべきこと

 この本はPart.1からPart.4までの4部構成の中で、実習記録に関する基礎的な知識から、実習記録をより良くするための方法が述べられています。看護師になるために必要不可欠な実習は誰もが経験するため、すべての看護学生に読んでもらいたい本です。

 初めて実習を経験する人は、そもそも実習記録とは何か、何を書いたらいいのかわからないと感じる人が多いと思います。本書を読めば、初めて書く人でも、書き方や書く内容など事例を通して理解することができます。
 また、既に実習を経験している人は、実習記録には何を書けば良いのか悩んだ経験はありませんか? そんなとき、教科書や参考図書を使って実習記録を書いたり、インターネットを駆使して、実習記録の答えを探したりしたこともあるでしょう。それにもかかわらず、なかなか実習記録が書けない。そんな人は、この書籍を一度読んでみてください。

実習記録は看護過程の記録

 Part.1では、実習記録に関する基礎的な知識がまとまっており、実習記録の書き方について理解することができます。また、Part.2では看護過程についてのおさらい、Part.3ではPart.2の知識を使って実際に実習記録を書く流れを学びます。

 看護過程は問題を解決するために構築される思考の道筋です。アセスメント、看護診断、看護計画立案、実施、評価という一連の流れが途切れなく展開されていく中で、実習記録を書くポイントが整理されています。実習記録を書くときには、アセスメント、看護診断など一つひとつ書いていきますが、全体の流れやそれぞれ重なる部分を把握することが大切です。その具体的な方法をPart.3では具体例を交えて学ぶことができます。実習記録を書く際に、なにが問題と考えたのか、なぜ看護介入が必要なのか、など読み手にわかりやすく整理できるようになるでしょう。

 また、本書では実習記録から何を知りたいのか、どこをチェックしているのか、といった指導者の目線として大切なポイントを知ることもできます。看護介入の効果を判断する内容になっているか、といった書き手だけでなく、読み手からみた実習記録についても学ぶことができます。

実習記録をより充実させるために必要なこと

 Part.1からPart.3を読むことで、実習記録に関する基礎的な知識から実習記録の完成まで学ぶことができます。そして、Part.4ではその実習記録をより良いものに仕上げるためのコツがまとめられています。個別性のあるアセスメントや看護計画はどうすればできるのか、実習記録が教科書の丸写しになってしまう、など実際に実習記録を書いてみることで生まれる疑問、指導者からの指摘など自分一人ではすべてを解決することができない問題が発生するでしょう。そんなとき、Part.4のよくある疑問に対する具体的なアドバイスが役立つはずです。

 この本は実習記録を初めて一人で書く人、書くことはできるが指導者からの指摘が多く悩んでいる人などの看護学生だけでなく、指導者目線のポイントもまとめられているため、指導者にもオススメです。この本を読むことで、実習記録に関する悩みが少しでもなくなるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。

著:ローザン由香里
発行:照林社
定価:1600円+税
ページ数:143ページ
詳しい目次はこちら → http://www.petitnurse.shorinsha.co.jp/reference/9784796524773.html

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