がん治療の選択 医師の勧めに従ったケースが約3割

株式会社コスモ・ピーアールは、がん医療における治療選択肢が増加していることを背景に、患者さんの治療法決定に関する意識と行動を把握すべく、主要ながん10種における全国のがん患者300人を対象に調査を行いました。

十分に満たされていない情報ニーズ

 自身のがんの治療法を検討する際に、「どのような治療方法であるか自身で調べた上で、治療方法を選択したか」と質問したところ、「調べた情報を参考にして治療方法を選択した」と回答した患者が全体の51.6%、「調べたがよく理解できず、医師の推奨通りにした」が28.2%、「調べていない」が20.2%という結果となりました。
 
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 約8割のがん患者さんが積極的に治療方法を調べているものの、3割弱は「調べてもよく理解出来なかった」と回答しており、治療に関する患者さんの情報ニーズが十分に満たされていないことが明らかになりました。
 

がん種で異なる患者さんの理解度

 同じ質問に対するがん種別の回答において、「自ら調べた情報を参考にして治療方法を選択した」患者さんが多かったのは、前立腺がん(85%)、すい臓がん・肝臓がん(67%)、乳がん(63%)でした。
 
 一方、胃がんの患者さんでは33%と最も低く、50%が「調べても理解できず、医師の推奨通りにした」と回答しました。がん種に応じて、入手できる情報量に偏りがある可能性が示唆されます。

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 がん治療の選択肢が増加し、医師と患者さんがエビデンスを共有して一緒に治療選択肢を決定する「シェアードディシジョンメイキング」が注目を集めています。そのようななか、患者さんが調べた内容を理解できていない実態も明らかとなり、さらにわかりやすい情報提供が求められているといえます。

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