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【連載】看護師のための輸液講座

第1回 カテーテルの種類(中心静脈カテーテル、末梢静脈カテーテルについて)

監修 日本コヴィディエン株式会社

シングルユース医療機器の製造及び販売、並びにこれらに関連する一切の事業

執筆 井上善文

医療法人川崎病院 外科 統括部長

S yu00 min

カテーテルの分類

この輸液管理のセッションを担当することになりました、医療法人川崎病院外科の井上善文です。よろしくお願いします。
輸液管理を理解するためには、輸液を投与するためのカテーテルについて知っておかなければなりません。
そこで、第1回のタイトルとしては『カテーテルの分類』としました。当然ご存じと思いますが、カテーテルは、末梢静脈カテーテルと中心静脈カテーテルの2つに大きく分けられます。

末梢静脈カテーテルの分類と使い分け

末梢静脈カテーテルは、翼付静脈注射針(翼状針: winged steel-needle)とプラスティックカニューレ型静脈内留置針(留置針: over-the-needle catheter)に分けられます。
両者とも持続点滴を行う場合に使いますが、安全性の面からは留置針を使うべきです。
しかし、数時間単位での持続点滴の場合には翼状針が選択される場合もあります。
針刺し防止対策機構がついた翼状針や留置針がよく使われるようになってきています。

中心静脈カテーテルの種類

中心静脈カテーテルをIVHと呼んでいる施設がまだかなり多いようです。
IVHはintravenous hyperalimentationの略で、catheter(カテーテル)という用語は含まれていない、海外ではIVHという用語自体使われていない、のが現状です。
中心静脈カテーテルは、英語ではcentral venous catheterですので、CVCまたはCVという呼称に変更するべきでしょう。中心静脈カテーテルにも、いろんな種類があります。
まずは、短期留置用と長期留置用に分けられます。
長期留置用としては、いわゆるポート(完全皮下埋め込み式カテーテル:totally implantable subcutaneous infusion port)が広く普及しています。

中心静脈カテーテルの種類

また、体外式長期留置用カテーテルであるHickman catheterやBroviac catheterも使われています。

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