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【連載】人工呼吸器の基礎知識

第10回 人工呼吸器グラフィックの応用

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今月は人工呼吸器グラフィックの応用について解説いたします。

Q: 人工呼吸器のグラフィックとは何ですか?

A:気道内圧・フロー・換気量などをリアルタイムに波形で示したものです。

波形の種類には、時間軸と組み合わせて、圧・フロー・換気量を表示する波形と、換気量と気道内圧や、換気量とフローを組み合わせた波形があります。グラフィック波形から人工呼吸器の設定状況や妥当性、患者の状態、治療や看護の評価、アラーム等の対処時などに的確に判断できる材料となります。

グラフィックの基本波形と特徴は、以下の通りです(図1)。

グラフィックの基本波形と特徴

一段目は圧-時間曲線で、縦軸が圧で横軸が時間となります。大気圧が0cmで上向きが陽圧・下向きが陰圧になり、通常はPEEP圧がベースラインになります。
二段目はフロー-時間曲線で縦軸がフローで横軸が時間となります。流量が0ラインより上が吸気・下が呼気となり、囲まれる面積は換気量を表します。
三段目は換気量-時間曲線で縦軸が換気量で横軸が時間となります。吸気は0から始まり上昇傾斜となり吸気量を表し、呼気は下降傾斜で0に戻り呼気量を表します。

Q: VC-アシストコントロールモードで換気量低下アラームが鳴り、グラフィック波形が左から右に変化しています(図2)。考えられる原因は何でしょうか?

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