お気に入りに登録

【連載】アセスメント力を身につけよう

浮腫のアセスメント

解説 山内 豊明

名古屋大学大学院医学系研究科 教授 医学博士/看護学博士/医師/看護師/保健師/米国・登録看護師、診療看護師

患者さんの異変を前に、「迷う」「わからない」「判断ができない」……。
ここでは、そんな体験をした読者から寄せられた「アセスメントに迷いやすい症状」を5つピックアップしました。
症状ごとに、どのような患者情報を集めたらいいのか、判断するときのポイント、アセスメント手技などについて、ステップを追って解説していきます。

Q.患者さんの下肢に浮腫がみられました。

どのような点に着眼し、アセスメントを進めればよいでしょうか。(山口県 呼吸器内科病棟)

A.浮腫の原因は2つ。問診で原因を推測し、緊急度を判断しましょう。緊急性の高い疾患が隠れていることも

浮腫(むくみ)は、皮下組織に水分がたまり、身体表面が膨らんでみえる状態です。
また、全身、および質問にあるような下肢の浮腫は、心不全などの疾患が原因となっている場合があります(表1)。

従って、原因を適切にアセスメントして、緊急性の判断につなげる必要があります。
どうして浮腫が起こるのか、原因は大きく分けて2つあります。
問診を行う際には、「7つの原則」(「第2回基本に戻ってSkill up 1―問診」で解説)に従いますが、原因ごとに問診の際に確認する内容が異なるので、それを理解して判断の着眼点にすることも大切です。

表1 浮腫から考えられる疾患
浮腫から考えられる疾患

静脈の循環不全と特に心不全の徴候がないかをみる

>> 続きを読む
ページトップへ