【連載】スーパープリセプターSAKURA

第9回 みね子、研修で頭がパンク寸前の巻

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部


ついに病棟デビューを果たしたみね子。同時に新人研修も終盤を迎え、みね子は身体的にも精神的にも疲労のピークを迎えていた。そこにSAKURAが現れて・・・。


桜先輩

どうしたの? お疲れの様子ね。

みね子

仕事が始まって、最初は気が張っていたんですけど、ここのところ、なんだか疲れを感じるようになって・・・。

桜先輩

あら、本当に調子悪そう。いわゆる5月病ってやつかしら?

みね子

現場で仕事を教えてもらって、研修を受けて・・・覚えなきゃいけないことばかりで、もう毎日パニックですよ。

桜先輩

そんなに焦らなくても大丈夫よ。

みね子

今のうちに、いろいろなことを全部きちんと覚えないと! 現場で大変なことになるのはイヤなんです。

桜先輩

えらいわ。新人の鏡ね! でもね、先輩の立場からいうと、現場で覚えればいいものもある、という意見もあるわ。

みね子

えっ? そうなんですか?

桜先輩

そうね、じゃあ"研修できちんと身に付けておいてほしいこと"について先輩たちの声を聞いてみる?

みね子

はい、ぜひ!

続いては、"研修で身に付けておきたいこと"について紹介します。

研修で身に付けておいてほしいこと

桜先輩

私の秘蔵データのグラフを見て。手技的なことより、「感染管理」や「接遇」が上位にきているわ。

データグラフ

みね子

ホントだ!

桜先輩

なぜなのか、コメントをみてみましょうか。まずは「接遇」よ。

  1. 技術は配属されてからでも鍛えられると思うので。接遇は心構えが必要では?(meguruさん)
  2. どんなにすばらしい看護計画を立てても、ケアを提供しても、接遇が伴わなければ、元も子もなくなります。(mmikaさん)
  3. 接遇を身に付けておくことで、第一印象◎。信頼関係も築きやすい。(しゅんさん)

みね子

なるほど。でも「接遇」って難しそう・・・。

桜先輩

「接遇」っていうと特別な感じがするけれど、基本的には社会人としてのマナーよね。あとは、患者さんを尊重する気持ちが大切よ。

みね子

次の「感染管理」は、そんなに重要なんですか?

桜先輩

院内感染なんて起こそうものなら大変よ! 手洗いや清潔操作などは、感染予防のための大切なルールよ。先輩たちのコメントを見て。

  1. とりあえず、清潔・不潔の概念を身に付ける事の方が、注射などの手技を身に付けるよりも大切だと思います。(ミホさん)
  2. 感染や安全面への理解は、自分や患者さんを守るためにも必要です。(しーさん)
  3. 手洗い、ごみの捨て方は基本。清潔・不潔はしっかり理解をしていないと、患者さんに危害が及びます。(みんみんさん)

みね子

研修でも言われましたが、やっぱり手洗いって、大切なんですね。

桜先輩

そうよ、一般でいわれる「清潔・不潔」の概念とは違うから、注意が必要よ。新人時代に感染予防の正しい手順を身に付けておくことね。

これも知っておいて!

桜先輩

もちろん、ほかの研修はどうでもいいってことではないわよ。次のようなコメントもあったわ。

  1. 身の回りの世話や介助は経験が大事。今年の一年目は口腔ケアを忘れがちでした。自分が患者さんだったらどうか、患者さんの立場にたってケアができるように、常に患者さんの生活サイクルに必要な介助は身に付けておいてほしいです。(ゆきさん)
  2. 病棟で輸液ポンプやシリンジポンプなど急にやれと言われてもできなかったので、研修中にしっかりと身に付けておいたほうがいいと思います。(諒さん)
  3. 医療安全の研修はしっかり受けたいところ。ヒヤリハットの事例を自分に置き換えて考えられるようになれば、実践中も注意を向けることができるから。(ミサキさん)

みね子

結局、全部大切なんじゃ・・・?

桜先輩

あたりまえじゃない。全部大切なの。でもパニックになるくらいなら、新人時代に最低限身に付けておきたいことを優先しなさい、ってことよ。手技は私がみてあげるわよ。

みね子

わわわ、わかりました。研修を頑張ります!(病棟のほかの先輩に教わりたい・・・)。

(ナースリサーチの結果を元にまとめました)

新人の心得

※次回は「みね子、SAKURAの身だしなみにダメ出しする、の巻」をお送りします。

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