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【連載】看護師のための画像診断

第5回 CTscan~断面を見るということと最近の進歩

監修 伊藤哲

医療法人大雄会 放射線科専門医

CT scanとは

画像診断装置は、それぞれ日々進歩を続けていますが、CTはその中でもその進み方が顕著でわかりやすい装置の一つではないかと思われます。今回から数回は、CT scan について解説したいと思います。

用語としては、今日ではCTと言えばX-線CTを指すものと考えて異論はないところだと考えますが、X線を用いて体の内部を断面として見ることができる非常に有効な画像診断装置です。”断面”を見ることが出来る、ということは、ハムを切って中を見てみる、という印象でしょうか。

例えば単純X-線写真では重なり合ってわかりにくいものでも、断面にすることで容易に病変を見つけることが出来るようになります。いろいろなものが重なって、あいまいな写真と比べ、病変そのものを直接見ることができる、そんな感じかもしれません。

a:胸部X線写真の正面像、b:胸部X線写真の側面像、c:同一の患者さまの胸部X線CT像、d:同一の患者さまの胸部X線CT像

画像a, b は胸部X線写真の正面像と側面像です。明らかな異常所見は指摘できません。c, d は同一の患者さまの胸部X線CT像です。右肺に10mm 大の不整な形をした腫瘤があることが容易にわかります。単純X線写真にくらべ、はるかに微細な病変を見つけることができますし、その形態についても詳細に評価することが可能です。

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