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【連載】吸引困難5大ケースを攻略する!

第5回 意識レベルが低くて吸引しにくい患者さんへの対応

解説 石山 都

神奈川県循環器呼吸器病センター ICU病棟 集中ケア認定看護師

解説 小林恵子

神奈川県循環器呼吸器病センター ICU病棟 集中ケア認定看護師

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困難を感じたことがある上位に挙がった5つのケースについて、具体的な解決法を紹介します。どこに問題があるのか、あなたの体験した吸引の「困難ケース」について、じっくり再考してみませんか?

攻略法 個々の患者さんに合った排痰法を実施しよう!

意識レベルの低い患者さんの場合は、患者さんからの反応が期待できないため、状態についての情報収集が看護師の観察力にかかってきます。
例えば、吸引の必要性のアセスメントです。
ICUなどで人工呼吸器を装着した患者さんであれば、吸引の必要性をアセスメントするときも、気道内圧の上昇やグラフィックモニターの波形の揺れなどから判断できます。

しかし、慢性期病棟ではそういうわけにはいきません。患者さんの呼吸状態、呼吸音など、看護師の五感を生かした観察力が求められるのです。

さらに、吸引処置を行う際も、同様です。例えば、吸引チューブを気管に入れるという基本的な操作においても、咳嗽反射がない患者さんの場合は、チューブが気管に入ったのか、それとも誤って食道に入ってしまった可能性はないのか、すぐにはわかりにくいです。そのような場面では、吸引された物で判断しますが、それが痰なのか胃の内容物かで見分けます。

意識レベルが低下している患者さんの吸引にはさまざまな困難点がありますが、スキルを磨くには看護師としての観察力を高めることが大切です。例えば、顔の位置を少し変えるだけで、吸引チューブが入りやすくなることもあります。このように、患者さん個々の状況に合わせた工夫とともに、他の排痰法も併せて検討していくことが大切です。

※続いては、「排痰法の選択」について解説します。
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