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【連載】看護部長インタビュー

第10回 時には弱いところを見せても良い 自然体で働ける職場を【医療法人社団 東光会 北総白井病院 看護部長】

取材 山本真由美

医療法人社団 東光会 北総白井病院 看護部長

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看護師を志したきっかけ

私の場合、大したきっかけなどなく、「いつの間にかここにいる」という感じです。生まれは九州。親戚に美容師や理容師が多く、私も小さい頃から店の手伝いをしていたので、将来はその道に進むものだと思い込んでいました。でも中学生のとき、進路を決める段になって担任の先生から看護師を勧められます。

それも「同じ手に職をつけるにしても、一人でやっていける看護師が良い」という簡単な理由からでした。それから進路変更して、高校は衛生看護科に進学。20歳で看護師になりました。

自身の看護観

私は看護師たちに、「日記を書くように」と言っています。患者さんのクレームにどう対応したか等、記録しておくことで自分自身の成長がわかるし、それが後々の自信にも繋がります。

どうして「日記」なのか― それには、私自身の経験が深く関係しています。私は新卒で精神病院に就職し、その後、東京の一般病院に転職しました。精神病院では社会復帰病棟にいたので、患者さんの生活援助がメイン。そこからいきなり一般病棟に移ったのだから、最初はとまどいも多く― 一晩に、3名亡くなられたこともありました。

今でこそ、患者さんとじっくり向き合う看護が重視されていますが、当時は看護師も足りず「あれよ、あれよ」と、業務をこなすのに精一杯の日々…今思い返しても、あのとき自分が患者さんとどう向き合っていたのか、記憶がありません。私の看護人生の中で、唯一の心残りとなっています。 だからこそ、今の看護師たちには患者さんとそのご家族、医師や同僚など、自分を取り囲む人たちとの出会いを大切にしてもらいたいんです。

記憶は存外曖昧なものですが、日記に記しておけば後で振り返ることができるでしょう。「日記」と言っても難しく考えることはなく、極端に言えば「今日は晴れ」だけでも良いんです。私は3年前から日記を付けています。ふっと思い出したら書くようにしているけど、なかなか実行できないもので (笑)。皆さんには、早いうちに習慣付けてもらえたら良いなぁと思って、言い続けているんですよ。

北総白井病院のこだわり

私が北総白井病院に赴任してきて10年目。東京にいた頃はなかった、職員や患者さんとの「仲間意識」のようなものをすごく感じています。ここ白井市は農業地域で、特に梨の産地です。毎年地元の方に梨をいただくのですが、今年もほらこんなに。(5~6ケースが山積みになっている)大きくて立派でしょう?

七夕には竹をいただいたし、患者さん宅で採れた野菜をいただくことも、よくあります。 そして職員同士の団結力を感じるのが、業務じゃないけど(笑)、忘年会ですかね。毎年、部署ごとに歌や仮装など出し物をするのですが、どこも練習や準備から気合が入っています。―私ですか?昨年は、課長や医師たち責任者のグループで、熊本の民謡「おてもやん」を歌いました!

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