お気に入りに登録

【連載】NPPVのキホンとトラブル回避術

第3回【NPPV】マスクの特徴・種類とフィッティング方法

解説 石原英樹

大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 呼吸器内科 主任部長

Cc48beceaa578cf8629d029ebab2fd3611

機器のトラブルや操作のミスが患者さんの命の危機に直結します。そこで実施にあたっては、メカニズムや種類、使い方などをよく理解しておくことが大切です。


【目次】

※「1. 鼻マスク」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。

マスクのタイプと特徴

NPPVのためのマスクのタイプは、

  1. 鼻だけを覆う鼻マスク
  2. 鼻と口を覆う鼻口マスク
  3. 顔全体を覆うマスク

の3つに大きく分けられます。

いずれのタイプにも回路内に流れている空気(フロー)を逃がす呼気ポートがついており、意図的にエア漏れ(リーク)を起こさせています。これはNPPVの回路が1本で、呼気と吸気をまかなっており、呼気を逃がすポートが必要なためです。そこで、閉鎖式のIPPVなどと同じに考えて、「空気が漏れている、大変だ」と、呼気ポートを塞ぐようなことは絶対にしてはいけません。

また、鼻マスクと鼻口マスクには、酸素を供給する酸素ポートやマスク内の圧を感知するための圧ライン接続ポートが付いているもの、前額部のアーム(サポートアーム)が可動式のものがあります。

1. 鼻マスク

意識がしっかりあり、鼻呼吸ができる人や、慢性期の呼吸不全など、長期にわたり使用する患者さんに向いています。口から飲水できますが、誤嚥に注意します。また口からのリークにも注意が必要です。

>> 続きを読む
ページトップへ