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ドラマ「ドクター・ハウス」の見立てが現実の診断に

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ヒュー・ローリー演じる主人公の医師グレゴリー・ハウスが難しい症例を解決していくTVドラマ「ドクター・ハウス(House)」のエピソードが、実際に患者の不思議な症状の原因を特定するのに役立ったという報告が、「The Lancet」2月7日号に掲載された。ドイツ、マールブルク・フィリップ大学のKirsten Dahms氏らの研究。

その男性患者には重度の心不全がみられ、1年以上にわたって複数の病院を受診しても、原因がわからなかった。冠動脈疾患は心不全に多い原因だが、この症例では除外されたという。患者は、紹介されて同大学のクリニックを2012年5月に受診した。Dahms氏らは患者の記録を精査した。

その結果、患者はセラミック・オン・セラミックの人工股関節が破損したため、2010年11月にメタル・オン・プラスチックの関節に交換していた。その後6カ月以内に、甲状腺機能の低下、胃酸の逆流、視力の低下、聴力障害の悪化、原因不明の熱、最終的に重度の心不全といった症状が発現。Dahms氏らは、患者の症状が「ドクター・ハウス」に登場する患者の症状と酷似していることに気づいた。

結論としては、患者は人工股関節の破片から生じるコバルト中毒であり、新たなセラミック製の人工股関節に交換した。その後、心機能は改善し、原因不明の熱や胃酸逆流などの症状は見られなかったという。

(『HealthDay News』 Copyright c 2014 HealthDay. All rights reserved. 記事リンク)