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ネコの咬み傷で深刻な感染

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ネコの咬み傷はイヌほど深刻でなさそうだが、特に手を噛まれた場合は危険な感染症を引き起こす可能性があるので要注意――米メイヨー・クリニックのBrian Carlsen氏らのこんな研究結果が、「Journal of Hand Surgery」2月号に掲載された。

ネコの口腔内の微生物数はヒトやイヌと変わらないが、その歯は鋭く、皮膚や関節の深いところに病原菌が入り、治療がしにくく、深刻な感染のリスクが高まる可能性があるという。Carlsen氏らは、2009年~2011年に発生した猫咬傷症例193例を調べた。69%が女性(平均年齢49歳)だった。約半数が救急外来、残りはプライマリケア医を受診した。いずれの症例も手を咬まれた。咬まれてから治療までの平均時間は27時間だった。

57人が入院を必要とし、受診直後に入院したのは36人だった。入院患者のうち38人は創部清浄と感染組織除去のため外科手術を必要とした。また、8人は1回以上の外科処置(一部は再建手術)を要した。一方、症例の80%が最初、経口抗菌薬を処方され、うち14%では効果がなく入院が必要になった。ほとんどの場合、手首などの関節を直接咬まれると軟部組織の咬傷の場合に比べ入院する可能性が高かった。

Carlsen氏は、「細菌は免疫系の目の届かない腱鞘や関節に入り込んで増殖できるため、ごく小さな咬傷でも大きな問題を引き起こしうる。医師は猫咬傷を深刻にとらえ、慎重に評価する必要がある」と述べている。

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