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【連載】看護に役立つチューブ・カテーテルの使い方

第1回 整形外科手術後のドレナージ、ドレーン管理

監修 日本コヴィディエン株式会社

シングルユース医療機器の製造及び販売、並びにこれらに関連する一切の事業

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術後ドレナージの管理

整形外科手術の術後管理の重要な項目の一つとして、術後ドレナージの管理があります。 今回は福岡県北九州市の新日鐵八幡記念病院 整形外科 田山 尚久 先生に術後ドレナージに対する考え方やどのように管理されているかについてお話を伺いました。

新日鐵八幡記念病院 整形外科 田山 尚久 先生の写真

年間約120例の人工関節置換術を含む約700例の整形外科手術を行っています。スタンダードで安全な手術手技を心がけています。

術後ドレナージの目的

整形外科手術において術後ドレナージの目的は、血腫形成を予防し腫脹による疼痛の軽減・創部感染予防・良好な創治癒促進を図ることです。 当院では股関節・膝関節などの関節手術や脊椎手術、下肢骨折手術など様々な症例でドレーンを留置しています。創内の滲出液を確実に排液することは、創外への出血の漏れの防止など創汚染予防の観点からも重要です。

留置するドレーンの選択は、閉塞しにくいことが第一条件であり、当院では従来PVC製のドレーンを使用していましたが、2007年度より特殊なスリットタイプのドレーンを導入しています。このドレーンは程よい強度と柔軟性を持つポリウレタン製であり、内腔が広く閉塞しにくい形状であると考えています。

また、ポリウレタン製でスリットタイプのドレーンを導入した事によって、従来使用していた側孔タイプのドレーンに比べ抜去時の患者さんの疼痛が軽減したと感じています。

術後ドレナージの管理方法

整形外科手術後のドレナージは清潔に保つことが重要であり、病棟の看護師に対してドレーンに不必要に手を加えないように指導しています。
排液管理は主に「はかり」を用いて重量を計測し、術直後は30分から1時間に1回、翌日からは2時間に1回計測し記録するように指導しています。

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