【連載】ねじ子のヒミツ手技

覚えた? 急変時の採血スピッツ5種類(血算・生化学・凝固・血液型・血糖)

執筆 森皆ねじ子

医師兼漫画家 *引用・参考文献『ねじ子のヒミツ手技 1st lesson』 『ねじ子のヒミツ手技 2nd lesson』

急変時に、医師から「採血して!」と一言で指示を受けた場合。
「どのスピッツを準備すればよいのか」「医師は一体何を調べたいのか」と迷ってしまうことがあります。医師はどんな基準で考え、指示を出しているのかを解説します。

血算・生化

スピッツ(血算・生化)

血算・生化はすべての診断の基本になるため、大体どんなときでも採ります
つまり「採血して!」と一言で指示された場合は、血算・生化に、その他どのスピッツを追加するべきかを考えればよいのです。

凝固

スピッツ(凝固)

基本的に取らなくてもいいことが多いですが、抗凝固剤を服用している患者さんや手術になりそうな患者さん、DICを起しそうなほど重症なときに指示が出ます。
抗凝固剤と血液の比率が決まっているため、必ずライン、ピッタリまで採取します。

血液型

スピッツ(血液型)

輸血もしくは手術が考えられるときに指示されます。具体的には腹部大動脈瘤破裂による腹腔内出血・上部消化管出血・子宮外妊娠・大きい外傷などです。

血糖

スピッツ(血糖)

糖尿病の患者さん、意識障害のときなどに指示が出ます。
意識障害ではどんなときも、まず低血糖発作の除外が必要なので、血糖値は必ず調べます。緊急であればその場ですぐ結果の出る簡易血糖測定器を使うこともあります。

引用・参考文献

引用・参考文献『ねじ子のヒミツ手技 1st lesson』
著者:森皆ねじ子
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