お気に入りに登録

【連載】難しい患者さんの日常ケア

認知症でコミュニケーション不良の患者さんにどう対応する?

解説 高木明子

東京慈恵会医科大学付属病院 精神看護専門看護師(リエゾン精神看護)

Ojiisan obaasan

困っているのは患者さん不安を軽減する働きかけを

とはいえ、治療に影響するなどの理由で、目の前のことに対応しなければならない場合もあるでしょう。そんなときの対応のヒントを挙げてみます。

不安や動揺があり話や指示に集中できない

1対1で、患者さんの目を見て、ゆっくりと穏やかな口調・表情・態度で接するようにします。声は低めに保ち、極力大声は出しません。歯切れの良い話し方もポイントです。自分が信頼できる存在であることを態度で示し、安心感をもってもらうことが大切です。余計な医療機器は病室から取り除くなど、治療・療養環境を生活環境に近付ける工夫も有効です。

患者さんがやってくれない、拒絶がある

一度であきらめずに時間を置いて、あるいは違う場所で、何度か試してみましょう。「時間」「場所」「人」を変えて何度か行うことで、患者さんの気持ちが変化することは少なくありません。

ただし、人や場所が変わることで困惑・混乱する患者さんもいるので、

>> 続きを読む
ページトップへ