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【連載】初歩からわかる看護研究

Step15【看護研究】因果関係を明確に示すデータの収集ポイント(その2)

監修 富田真佐子

四国大学看護学部看護学科・教授

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前回、Type4比較研究とType5準実験研究は、対象者を群分けして比較するという、ほかのタイプとは異 なる特徴を説明しました。この群分けして比較するために重要なのが「コントロール」です。今回は、Type5準実験研究の概念枠組みとデータ収集項目につ いて、「コントロール」を用いながら進めてみましょう。


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研究疑問と用語の操作的定義

Type5準実験研究の研究疑問は、「誰々について○○(実験)は△△に効果があるか」でした。

例えば、図1のように「がん化学療法を受ける患者についてアロマオイルを使用した足浴は、倦怠感の軽減に効果があるか」が研究疑問だとします。ほかのタイプの研究と同様に研究疑問のなかで重要なキーワードについて用語の操作的定義を行います。

研究疑問と用語の操作的定義

図1の例では、「倦怠感」について、「がん治療に伴う合併症のひ とつであり、身体のだるさを指す。倦怠感スケール(CancerFatigue Scale)の下位尺度『身体的倦怠感』を用いた測定と、補足的な評価として生理学的指標(血圧、心拍数、呼吸数)により測定する」としました。

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