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慢性腎臓病(CKD)・腎不全

慢性腎臓病(CKD)・腎不全関連の記事の一覧です。

慢性腎臓病(CKD)は、慢性に経過するすべての腎臓病を指し、末期腎不全(ESKD)の予備軍とされます。次第に腎臓の機能低下が進み、やがて腎不全の状態になり、人工透析が必要となります。具体的には、①尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らか(特に、タンパク尿の存在が重要)、②糸球体濾過量(GFR)<60mL/分/1.73m2の、いずれかあるいは両方が3カ月以上持続した場合と定義されています。高齢、CKDの家族歴、過去の尿異常や腎機能異常、腎形態異常、脂質異常症、高尿酸血症、NSAIDsの常用、急性腎不全の既往、高血圧、耐糖能異常・糖尿病、肥満・メタボリックシンドローム、膠原病、感染症、尿路結石などが発症の危険因子で、罹患すると、心筋梗塞、心不全、脳卒中の発症・死亡のリスクが高まります。

慢性腎臓病(CKD)・腎不全 記事カテゴリ

「慢性腎臓病(CKD)・腎不全」の記事一覧

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食事制限を守れない腎不全患者さんに関する看護計画

食事制限を守れない腎不全患者さんに関する看護計画  腎臓は生きていく上で作られる老廃物を尿として身体から排泄してくれる臓器です。しかし、腎不全によってその機能が障害されることで身体の老廃物を上手く排泄できなくなるため生活に工夫が必要になります。また、腎不全を悪化させないため

2023/9/29

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※「研修を受けたら即、使えるわけではない」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。 看護師がコーチングのスキルを身につけるには 資格認定制度とスキルの獲得  CKD患者の生活を支えるための指導には、専門的な知識・技術・コミニュケーションス

2020/1/19

考えてみようCKD患者の難しいケース

※「余命がなく治療中止の意思が固いときには」以下の閲覧はログイン(登録無料)が必要です。 透析治療特有ともいえる答えの出せない問題 患者から「透析をやめたい」と申し出があったら  CKD患者の場合、特に終末期になると、透析やその他の治療・

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Q. 患者さんが透析を嫌がり、説明を聞いてもらえません。また、表情が乏しく、受け入れができているのか、わからない患者さんもいます。  透析が導入となり、他院からの紹介で来院した患者が透析を嫌がっており、「週に何度も病院に通うのは嫌。もう何もできなくて、こんなふうじゃ

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2019/12/15

知っておきたいCKD患者への指導成功のコツ

CKD患者に理解してもらい、実施・継続してもらうためには、行動変容を促すかかわりが必要となります。 この連載では、コーチングとティーチングを使い分けて行う、CKD患者や後輩への指導方法を紹介します。 第1回となる今回は、行動変容を促すかかわりとコーチング・ティーチング

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第16回 看護師が知っておきたいCKDガイドラインのポイント

診療ガイドラインとは?  診療ガイドラインの定義として頻繁に引用されているもので、米国医学研究所(Institute of Medicine)による定義があります。それによると、診療ガイドラインとは「医療者と患者が特定の臨床状況での適切な診療の意思決定を行うことを助ける

2018/2/3

第15回 腎機能低下時の薬剤投与の注意点は?

腎排泄または腎毒性のある薬剤に注意する  通常、投与した薬剤は体内で作用を発揮した後、体外へ排泄されます。薬の排泄方法は何通りかありますが、腎排泄と胆汁排泄が主な排泄方法です。 腎機能低下をきたしたCKD患者さんは、薬の腎排泄ができず、体内に蓄積することがあります。薬

2017/12/16

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CVDでの死亡リスクが高い透析患者さん  日本透析医学会の「わが国の慢性透析療法の現況」による慢性透析患者に関する基礎集計によれば、2015年末の透析患者の死因は、 1位「心不全」:26.0% 2位「感染症」:22.0% 3位「悪性腫瘍」:9.3% 4位「脳血管

2017/11/28

第10回 CKDの治療薬ー各薬剤の特徴と与薬時の注意点は?ー

CKDでは、薬を使って腎臓の機能を補うことで、CKDの進行を遅らせたり、腎機能低下が原因で起こるさまざまな症状を改善したりします。そこでCKDで使われる代表的な薬剤についてお話します。 腎臓の血圧を調節する機能を補う薬 腎臓の血圧を調節する機能には2つのしくみがあ

2017/9/7

第9回 CKD患者さんへの食事指導を円滑に行なうための工夫(フードモデルなど)

わかっていてもできない人が多い食事療法  CKDにおいて食事療法は核といっても過言ではありません。しかし一方で、食事とは生活の中での大きな楽しみのひとつでもあります。 この「食」は非常に個別性が強く、食事に関する価値観、各家庭や生まれ育った環境、地域性によりさまざ

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塩分と水分がどう腎臓に影響するのか  腎臓は余分な水分や電解質(ナトリウム、カリウム、ミネラルなど)を排泄し、身体のバランスを保っています。腎臓の糸球体では1日に約150Lもの原尿が作られ、その原尿は尿細管を通過する間に約99%が再吸収され、1日約1.5Lが尿として

2017/5/9

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なぜカルシウム量に注意が必要なのか  体の中に必要なカルシウムは、腸管から吸収されます。そのとき腎臓で活性化されたビタミンDが必要となります。しかし、腎機能が低下するとビタミンDの活性化ができなくなり、カルシウムの吸収が落ち、血中カルシウム濃度が低下します(低カルシ

2017/4/6

第5回 1日に必要なたんぱく質量は?摂取時の注意点は?

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