せん妄・譫妄

せん妄は、注意の障害(すなわち、注意の方向付け、集中、維持、転換する能力の低下)および意識の障害(環境に対する見当識の低下)と定義されています1)。薬物の中毒、炎症、急性のストレス反応などによって神経伝達物質が阻害され、さまざまな精神症状を呈する状態であるといわれていますが、病態生理は明確にされていません。せん妄は、症状により認知症やうつ病と見分けがつかないこともあり、せん妄であるかどうかを判断し適切に対応する必要があります。せん妄であれば、身体疾患が治癒すれば精神症状も改善するという経過をたどりますが、せん妄ケアの原則は、早期発見、早期介入、せん妄予防といわれており、まず第一に予防するための介入が重要となります。

1)American Psychiatric Association:DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル.医学書院,2014.

まとめ記事
*せん妄とは? せん妄の症状と看護

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