スキンケア
正常な皮膚の細胞は、外部からの刺激物や水分を侵入させない役割をもっていますが、皮膚の耐久性やバリア機能が低下すると、表皮剥離が起きたり異物や微生物の侵入が起きやすくなります。また、皮膚が脆弱になった場所に圧迫・摩擦・ずれなどの外力が加わると、褥瘡やスキンテア発生のリスクが高まります。また、がん化学療法の副作用ケアとしてスキンケアが必要となることもあります。スキンケアの基本は洗浄・保湿・保護の3つです。スキンケアの必要性を理解し、これらをがきちんと行いましょう。
記事一覧
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スキンケア
エキスパートが解説! 高齢者のスキンケアQ&A【PR】
2018年2月22日公開 2018年11月5日改訂 加齢による皮膚の脆弱化により、高齢者はさまざまなスキントラブルが発生しやすい状況にあります。予防には、地道なスキンケアが欠かせません。今回は、臨床現場で起こりがちなことや、もっと知りたいスキンケアのコツを皮膚・排泄ケア認定...
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スキンケア
【新生児のスキンケアQ&A】 新生児の肌の特徴と肌トラブルの予防~妊産婦への適切な指導方法も学ぼう~【PR】
2016年9月10日に、ナース専科×持田ヘルスケアの共催で「新生児のスキンケアセミナー」を開催しました。 当日は、ナース専科で事前に募集した質問などを基に、有秋台医院師長の徳田眞理子先生が、新生児スキンケアの重要性や具体的なケアの方法について講演しました。 Q 新生児特有の...
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スキンケア
スキンケアと「洗浄」のピットホール【PR】
スキンケアの基本は「洗浄」「保湿」「保護」です。そして最初の「洗浄」の良し悪しでスキンケアの仕上がりは変わるといわれます。今回は「洗浄」をテーマに皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)の皆さんに、それぞれの立場からお話しいただきました。「洗浄」における落とし穴や工夫など、臨床...
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スキンケア
第2回 表皮剥離や水疱にはとにかくポリウレタンフィルムを貼ればよい?
スキンケアを日常業務として行っている人は多いのではないでしょうか。 毎日行っているスキンケアのエビデンスはよくわからないけれど、先輩から教えられた通りに、または自己流に行っているということはよくあることです。 この連載では、スキンケアについて病棟で働く看護師が誤解していそう...
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スキンケア
第4回 がん治療中の皮膚障害とスキンケア
分子標的治療薬をはじめとする抗がん剤や、放射線治療の副作用による皮膚障害は、皮膚のバリア機能を低下させ、感染のリスクを高めます。皮膚障害のあるがん患者さんにおいて、どのような対策が必要なのかを解説します。 皮膚障害をもつがん患者さんの感染要因 「全身的要因」と「局所的要因」...
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スキンケア
第1回 褥瘡の洗浄はどんなときでも水道水でよい?
スキンケアを日常業務として行っている人は多いのではないでしょうか。 毎日行っているスキンケアのエビデンスはよくわからないけれど、先輩から教えられた通りに、または自己流に行っているということはよくあることです。 この連載では、スキンケアについて病棟で働く看護師が誤解していそう...
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スキンケア
肝疾患が原因となる皮膚そう痒の病態とケア
患者さんのQOLを低下させる皮膚そう痒は様々な原因によって引き起こされます。 とりわけ肝疾患によるかゆみ自体は知られているものの、そのメカニズムについてあまり知られておりません。 そこで今回は、消化器病棟に勤務する高橋香織さんと皮膚・排泄ケア認定看護師である小林雅代さんに、...
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スキンケア
入院患者さんによく見られる皮膚そう痒とスキンケア
多くの患者さんが抱える皮膚そう痒は、自覚症状も強く患者さんのQOLを低下させるため、看護師によるケアが不可欠です。 そこで今回は、皮膚・排泄ケア認定看護師である小林雅代さんに、皮膚そう痒を引き起こす原因とスキンケアの方法についてお話を伺いました。 皮膚そう痒についての相談は...
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スキンケア
【褥瘡】皮膚が乾燥すると何がいけないの?
普段迷うことの多い浸軟と乾燥に対するスキンケア。ここではアセスメントや観察ポイント、ケア方法などをわかりやすく解説します。 乾燥した皮膚は細菌などの異物が侵入しやすい状態 皮膚が乾燥すると角層がひび割れて隙間だらけとなり、アレルゲンや細菌などの異物が侵入しやすい状態になりま...
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スキンケア
“湿潤環境が高い状態”って具体的にどんな状態?
普段迷うことの多い浸軟と乾燥に対するスキンケア。ここではアセスメントや観察ポイント、ケア方法などをわかりやすく解説します。 関連記事 ■第6回 スキンケア(湿潤への対応) ■第6回 【皮膚の保湿・保護】スキンケア用品の選択のポイント ■スキントラブルの原因とケアのコツ “湿...
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スキンケア
分子標的薬による皮膚障害
2015年2月28日(土)~3月1日(日)、パシフィコ横浜にて第29回日本がん看護学会学術集会が開催されました。初日に行われたアボットジャパン株式会社共催ランチョンセミナーでは、大腸癌治療薬である抗EGFR抗体による治療と、その副作用である皮膚障害へのケアについて解説されま...
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スキンケア
正しいおむつ選びで浸軟を防ぐ!
間違ったおむつ選びは皮膚の浸軟などのスキントラブルをまねきます。 選び方のコツを押さえ、患者さんのQOL向上につなげましょう。 排尿量に見合った製品を選択する 「排尿量に対して、おむつや尿取りパッドの吸収量が妥当かどうか」をまず検討します。 吸収量が足りなければおむつ内部に...
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スキンケア
正しく塗って効果を引き出す!外用薬の“適正量”
皮膚症状がなかなか改善しない患者さんにふだんの様子を伺ってみると、誤った塗り方を続けている方が少なくありません。薬効を得るためには塗布量を守ることが大切です。 外用薬の“適正量” 外用薬の適正量は「1 finger-tip unit(FTU)」※1を目安に決められています。...
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スキンケア
ドライスキン、湿潤・浸軟の原因とケアのコツ
皮膚のトラブルを放置すると、QOL低下や思わぬ合併症につながるおそれがあります。 今回は、代表的な症状のメカニズムとケアのポイントをわかりやすく解説します。 トラブルの種類とメカニズム 1 ドライスキン 「加齢」や「セラミド代謝の異常」などによって皮脂分泌や角質細胞間脂質が...
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スキンケア
専門家が教える!スキンケア用品の基礎知識
洗浄剤、保湿剤、剥離剤、被膜剤・・・スキンケア用品にはさまざまな種類があります。 今回は、洗浄剤と保湿剤の特徴や選び方のポイントについて、皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師がわかりやすくレクチャーします。 1 皮膚洗浄剤 役割と特徴 水だけでは落ちにくい汚れを落とすことがで...
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スキンケア
剤型? 症状?意外と知らない外用薬の使い分け
軟膏などを用いた外用療法は臨床でよく行われるケアの一つですが、なんとなく・・・の知識で行っている方も多いのではないでしょうか。 今回は外用療法の基本として、「外用薬の種類と使い分けのポイント」を解説します。 おもな剤型とその特徴 1 軟膏 「油脂性(疎水性)軟膏」「乳剤性軟...
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スキンケア
加齢が排泄・スキンケアにもたらす「6つの悪影響」
治療をスムーズに進めるため、あるいは安全・安楽に支援するために、高齢者特有の症状や機能低下について解説します。今回は、「加齢がもたらす悪影響」です。 [排泄にかかわる機能への悪影響] 影響1 膀胱機能・尿道機能が低下する →残尿感/頻尿/失禁 一般的に約400mlとされる膀...
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スキンケア
【皮膚の保湿・保護】スキンケア用品の選択のポイント
ケア用品を適切に選択するためには、どのような種類や効果があるのかを知っておかなければなりません。今回は、スキンケア用品の選択のポイントとどのような種類があるのかを解説します。 褥瘡のまとめ記事 * 褥瘡とは?褥瘡の看護ケア|原因と分類、評価・予防・治療など 選択のヒケツ こ...
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スキンケア
冬こそ実践! スキンケア
寒さが厳しい真冬は、空気の乾燥が特に気になります。室内は暖房でさらに湿度が低い状態になりがちです。患者さんはもちろん、看護師のみなさんも肌がガサガサして、粉がふいたり荒れてしまうことはありませんか。 秋冬の肌の乾燥・肌荒れを予防したり、やわらげるためのスキンケアについて、花...
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スキンケア
第6回 スキンケア(湿潤への対応)
ベット上で過ごされる方は発汗や失禁などが原因となり、皮膚のトラブルが起きやすい時期ともいえます。特に高齢者の皮膚は加齢に伴い、水分保持能力や皮脂分泌機能が低下することで、外からの刺激やアレルゲンの侵入を保護するバリア機能が破綻しやすい状況です。また、皮膚の細胞分裂能の低下や...
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