痰は呼吸器系で分泌された粘液であり、咳嗽によってウイルスや細菌などの異物を身体の外部へ排出する際にみられます。健康な状態でも常に産出されていますが、感染や呼吸器疾患などで分泌量が増加し、性状にも変化がみられます。「痰があるのはわかっているのに、吸引してもあまり引けない」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。痰の貯留部位の特定が難しいと感じている人は、聴診にばかり頼らず、触診や視診も合わせて総合的にアセスメントを行うことが大切です。痰の固さは体内の水分状態に左右されます。痰が固くて吸引できない場合は、in-outバランス・脱水の有無・脱水のリスク・体温などのアセスメントします。保湿によって排痰が促されることも多いことも覚えておくようにしましょう。

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