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【連載】逝去時のケアを極める

【ご遺体管理Q&A】綿詰めの処置は必要ないのですか?

執筆 伊藤 茂

長沙民政職業技術学院 遺体管理学 教授

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ご遺体管理に関するQ&Aをご紹介します。


Q.綿詰めの処置は本来、必要ないのですか?

A.綿詰めは実は無意味。

綿詰めを、処置ミスを隠す手段としないことが大事です

綿を詰める目的として、以下の4つが挙げられます。

  1. 悪霊が穴から出たり入ったりするのを防ぐ
  2. 口や鼻からハエやウジが出るのを防ぐ
  3. 口や鼻からの臭気対策
  4. 口や鼻からの漏液対策

悪霊に関しては論外ですが、それ以外の目的も「適切な逝去時ケアが行われていれば、考慮が必要でない処置」といえます。

まず、ハエやウジは何もない場所で発生することはなく、ハエが飛び交う不衛生な環境下において、ご遺体に腐敗症状が始まったときに起こる自然現象です。

ご遺体に対して鼻腔・口腔内の清潔処置や腐敗防止措置が適切に行われていれば、ハエ対策は考慮する必要性すらなく、ご遺体にウジが発生すること自体が処置やご遺体管理のミスであり、恥じるべき現象といえます。

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