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【連載】心不全と呼吸不全のアセスメント

酸素化の指標、SpO2・SaO2・PaO2とは?

解説 松本 幸枝

榊原記念病院 急性・重症患者看護専門看護師 救急看護認定看護師

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酸素化の指標、SpO2・SaO2・PaO2について解説します。


SaO2(動脈血酸素飽和度)とは?

SaO2(動脈血酸素飽和度)とは、動脈血中の総ヘモグロビンのうち、酸素と結合したヘモグロビンが占めている割合のことです。

大部分の酸素がヘモグロビンと結合して全身に運搬されるため、SaO2(動脈血酸素飽和度)をみることで、酸素の供給量を知ることができます。

動脈血を採血して、値を出します。

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SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)とは?

SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)は、SaO2(動脈血酸素飽和度)を経皮的に測定した値です。

パルスオキシメーターを使用するため、SaO2(動脈血酸素飽和度)とは違い、簡便に測定できることができるので、臨床で頻用されています。

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PaO2(動脈血酸素分圧)とは?

動脈血中の酸素分圧を表した値です。

PaO2(動脈血酸素分圧)によって、SaO2(動脈血酸素飽和度)が決められています。

両者の関係は「酸素解離曲線」で表すことができ、血液ガス分析をしなければわからないPaO2(動脈血酸素分圧)をSpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)の値から推測することができるのです。

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酸素解離曲線

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(『ナース専科マガジン』2014年11月号から改変利用)